川上の蔡温松
□ UPDATE:2015.11.26
琉球松は琉球列島固有の樹木で、トカラ列島から与那国まで分布し、防風坊潮林、風致林、並木、緑陰
樹などに活用されている。川上168番の小高い丘に生育する琉球松は「蔡温松」と称され区民に親しま
れている名木です。名護市指定天然記念物(植物)でもある蔡温松は、琉球王府時代に三司官を務めた
蔡温に由来する。かつては同規模の琉球松が隣接し3本生育していたことから「三本松」とも称されてい
たが、その内一本は平成15年に倒木の危険から伐採され、もう一本は平成23年の台風2号の被害で
倒木し、現在は貴重な一本が残っております。推定樹齢は約140~150年、樹高約16m、胸高直
径145cm(幹周りは4.55m)である。
~ 名護市教育委員会編集「名護市の文化財」より引用 ~