□ UPDATE:2015.11.11
かつては稲の貯蔵施設として、沖縄のいたるところの稲作農家に高倉があったが、今はほとんど見る事
がない。名護市では、ここ我部祖河と名護博物館にだけに見ることができる貴重な民俗文化財である。
高倉は穀物を貯蔵するための倉で、通風を良くし、湿気などを防ぐために床を思いきり高く上げ、ねず
みの害から守るための工夫もされている。
香川県出土の銅鐸に描かれた高倉と同形であり、その形様は農民の基盤的な生活文化の特色を示す典型
的なものである。
~ 名護市教育委員会編集「名護市の文化財」より引用 ~
« 前の記事へ
次の記事へ »